この記事では、大学の第二外国語でメジャーな🇨🇳中国語、🇪🇸スペイン語、🇷🇺ロシア語、🇫🇷フランス語、🇩🇪ドイツ語、🇰🇷韓国語を徹底比較します。
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文法の難しさ
この6言語の中で最も文法が難しいのが🇷🇺ロシア語です。その理由は、格変化によって名詞・形容詞・代名詞が6種類に変化するからです。動詞の活用変化や品詞の性による活用変化を覚えることに加え、格変化を覚えるのはとても時間がかかります。
🇩🇪ドイツ語にも格変化がありますが、ロシア語ほど種類は多くありません。ドイツ語は英語と兄弟関係にある言語ですが、英語では無くなった文法概念がそのまま残っているため、何かと文法事項で覚えることが多い言語です。
🇫🇷フランス語は、英語との共通点が多い言語です。しかし、英語より目的語・動詞の活用・時制の種類が多く、文法のルールがより厳しいため、文法事項の暗記には時間がかかります。
🇪🇸スペイン語は、主語を省略することが多く、動詞の活用一つで主語・時制を表すため、動詞の活用の暗記量が多いです。また、英語とは異なる文法のルールがしばしば出てくる点に気をつけなければいけません。
🇨🇳中国語は、動詞の活用がなく、時制は別な語をつけて表すので、ヨーロッパ言語に比べると文法事項の暗記量はぐっと減ります。しかし、同じ漢字を使う言語とはいえ日本語とは文法的考え方が異なるので、文法知識をきちんと頭に入れないと簡単な文章すら正確に作れないことが多いです。
🇰🇷韓国語は、日本語と文法が最も酷似しており、文法事項の暗記さえすれば、文法上の表現に困ることはほとんどありません。また、語順が一緒なので、日本語で思いついたことをそのまま逐語訳すればいい点で非常に楽です。
単語の覚え易さ
🇪🇸スペイン語の単語は、ローマ字読みすれば発音できてしまうので、覚えるのがとても楽です。
🇰🇷韓国語も、ハングルのそれぞれのパーツをローマ字変換すれば単語の発音はできてしまうので、ハングルに慣れさえすれば単語を覚えるのは難しくありません。
🇨🇳中国語も、日本語の漢字の熟語と共通する単語が数多くあるため、一部の単語に関しては覚えるのが簡単です。しかし、漢字毎にピンインを覚えなければならず、日本語ではあまり使われない漢字を使った単語も数多く覚えなければならないため、その点は大変です。
🇫🇷フランス語は、綴りと発音が一致している傾向にありますが、語尾を発音しないことが多いため、何かと単語の綴りを覚えるのに時間がかかります。
🇩🇪ドイツ語は、英語に綴りが似ている単語も数多くあるものの、英語以上に綴りと発音が一致しない傾向にあります。さらに、綴りの長い単語が多く、発音も難しいので、他の西ヨーロッパ言語に比べると、かなり単語を覚えるのが面倒です。
🇷🇺ロシア語の単語は、とりかく綴りが長くて見慣れないものが多く、キリル文字なので、単語を一つ一つを覚えるのに相当な時間がかかります。他のスラブ系言語を勉強したことがない場合、何回も単語を見て暗記を定着させていくしかありません。
発音の易しさ
🇪🇸スペイン語は、巻き舌のrの発音を除けばローマ字通りに発音すればいいので、発音が最も楽にできる言語です。
🇰🇷韓国語も、パッチムや濃音・激音の発音を除けば、発音はそこまで難しくありません。
🇫🇷フランス語は、rの発音が難しいですが、それ以外の発音は発音記号通りに読めば英語よりもしやすいです。
🇷🇺ロシア語は、単語の発音の規則がしっかり決まっているため、単語ごとのアクセントが分かれば発音することができます。しかし、rの巻き舌音や小さい「ッ」の音など、ロシア語独特の発音やリズムに慣れるのは中々大変です。
🇨🇳中国語は、声調の変化に加え日本語にはない音が数多くあり、正確に発音できるようになるまでに相当な訓練が必要です。
🇩🇪ドイツ語は、この6言語の中で最も発音に関するルールが多いです。さらに、そのルールを覚えたとしても発音を正確にできるようになるには相当な訓練が必要です。
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