習得が難しい外国語ランキング

外国語の習得には時間がかかります。一般的に大学で開講されている第二外国語は、学習法がきちんと確立されているため、その学習法に従って努力すれば実力がつくことが多いものの、そうでない外国語は、難易度が格段に上がります。そんな外国語をランキング形式で紹介します。

 

③北欧・東ヨーロッパの言語🇵🇱🇫🇮🇮🇸🇭🇺

 🇵🇱ポーランド語や🇫🇮フィンランド語、🇮🇸アイスランド語、🇭🇺ハンガリー語などの北欧・東ヨーロッパの言語は、英語との類似性がある西ヨーロッパの言語(フランス語・ドイツ語・イタリア語など)と違い、全く見慣れない文法と単語で成り立っています。 アルファベットで表記されるとはいえ、単語の綴りはとても長く、文法も非常にややこしいです。

 例えば🇵🇱ポーランド語の場合、同じスラブ系言語で習得が難しいとされるロシア語より格変化や動詞の活用の種類が多いため、英語圏の人が学ぶ上でも最難関の言語と位置づけられていています。

 日本で北欧・東ヨーロッパの言語の学習が困難な理由として、教材が少ないのはもちろんですが、検定試験が日本で行われていないことも大きな理由として挙げられます。🇵🇱ポーランド政府公認のポーランド語検定試験、🇫🇮フィンランド語YKIテストは日本国内では受けられません。また、🇮🇸アイスランド語、🇭🇺ハンガリー語はそもそも検定試験が行われていないようです。(2020年5月現在) このため、学習を進めても今自分がどの学力レベルにいるのかを把握できないのが、難易度を上げている一因と言えます。

②アラビア語🇸🇦


一般的にも🇸🇦アラビア語は難しいと言うイメージがあります。しかし実は、一見暗号に見えるアラビア文字に限って言うと、20数種類しかないので想像より覚えるのに時間はかかりません

 文字を覚えてからが、想像通りの難しさのオンパレードになります。単語の綴りでは頻繁に母音が省略されているので、単語学習の際は何度も歯がゆい思いをします。言うまでもなく、文法事項はアジア・ヨーロッパの言語とは全く異なる未知の世界です。

 標準の🇸🇦アラビア語を一通り覚えても、文章で書かれる言語と日常会話で使われる言語は違い、さらに日常会話で使われる言語は国ごとに方言差があるので、学習のゴールが定めるのが困難です。相当な時間的余裕がないと、アラビア語の習得はかなり厳しいでしょう。

①タイ語🇹🇭


私が最も難しいと思う言語が🇹🇭タイ語です。
 タイ文字はアラビア文字より種類が格段に多く、合計87種類です。タイ語は文字を覚えるのが世界一難しい言語であるという議論もあるほどです。(下の動画)

 さらに、発音の際は中国語のように声調があり、5種類の声調が日本人にとって非常に発音しづらく、聞き取りが困難です。

 文字を覚えるまでのハードルがダントツで高すぎる点に関して、🇹🇭タイ語を何年も勉強した方々のブログを見ると、どの方も文字を覚えるハードルを乗り越えれば、会話表現や文法は乗り越えられるとおっしゃっています。しかし、いずれにしても文字を乗り越えるハードルが高すぎるということで、アラビア語より難しいのではないかと個人的に思います。

↑この英語の動画では、タイ文字が世界一複雑なライティングシステムだと紹介されています。

 

まとめ
今回紹介した習得が難しい外国語は、比較的話者数が多い言語のみです。今回紹介していない、話者数が少なく習得が難しい言語は星の数ほどあります。これらの言語を習得したいと思ったら、立ちはだかる無数のハードルを乗り越えるだけの情熱が必要です。

 

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