単語を覚えやすい言語をランキング形式で紹介します。
目次
①スペイン語🇪🇸
🇪🇸スペイン語は基本的にローマ字読みで単語が発音できるため、単語を覚えるのが非常に楽です。ローマ字読みの例外として、gui→ギ、gue→ゲと読み、llの発音はj行もしくはy行になるなどの規則はありますが、これらの規則さえ覚えてしまえばいくらでも単語を覚えることができます。ちなみに、rの音が文頭に来た時と、rrと重なった時は、巻き舌になります。(イタリア語・インドネシア語も同様)
空耳から覚えるスペイン語単語
②イタリア語🇮🇹
🇮🇹イタリア語も、ほとんどローマ字読みで単語を問題なく発音できる言語です。スペイン語に比べて少し不規則な読み方が多いですが、トップクラスに単語を覚えやすい言語であることに変わりはありません。日本でも有名なイタリア料理の名前をイタリア語で見ると、イタリア語の単語がいかにローマ字での発音に近いかがよく分かります。
③インドネシア語🇮🇩
🇮🇩インドネシア語はアジアの言語でありながら、アルファベットを使用し、ローマ字読みで発音できる意外な言語です。単語の綴りは慣れないものが多いですが、ローマ字読みで発音できるので覚えるのはそこまで難しくありません。たまに綴りの語尾を発音しないことがあります。
④韓国語🇰🇷
ハングルを覚えないと全く単語を覚えられない🇰🇷韓国語ですが、ハングルさえ覚えてしまえば単語を習得するのは容易です。一見暗号のような見た目のハングルですが、それぞれのパーツが全てアルファベットに対応しているため、それぞれのハングルのパーツとアルファベットの対応を一通り覚えれば単語を難なく覚えることができます。また、韓国語に日本語と発音が似ている単語が数多くあるのも、単語を覚えるのが比較的容易な理由の一つです。
日本語と発音が同じ・とても似ている韓国語単語まとめ
日本語と発音が似ている韓国語の単語まとめ
⑤中国語🇨🇳
🇨🇳中国語は、日本語と同じく漢字を使う言語のため、綴りが同じ単語が数多くあります。しかし、中国語の漢字一つ一つの発音にあたるピンインを覚えなければならず、日本語ではあまり使われない漢字も数多く登場するため、何かと覚えることが多いです。
⑥フランス語🇫🇷
🇫🇷フランス語はスペイン語・イタリア語のようにローマ字読みで単語を発音することはできませんが、発音と綴りが一致する傾向にあります。しかし、正確な発音を覚えるには、発音記号・語尾の無音化・リエゾンなどを意識しなければならないので、初心者には単語学習のハードルが何かと高く感じることがあります。
⑦英語🇬🇧
🇬🇧英単語はスペイン語・イタリア語・フランス語の単語と違い、発音と綴りが一致しない傾向にあります。そのため、発音記号も同時に覚えないと正しい発音ができません。ただし、殆どのヨーロッパ言語に存在する男性名詞・女性名詞の区別がない点は楽です。
発音を間違いやすい落とし穴英単語
⑧ドイツ語🇩🇪
🇩🇪ドイツ語単語は英単語と同じく、発音と綴りが一致しない傾向にあります。さらに、ドイツ語単語は他の西ヨーロッパの言語と比べて綴りが長いものが多いため、何回も繰り返し見ないと中々覚えることができません。西ヨーロッパ言語の中で、ドイツ語だけ異様に綴りが異なる単語もいくつかあるのは英語圏のネットでは有名です。「german language comparison」でGoogle画像検索すると、ドイツ語の単語の綴りの特異性を知ることができます。
⑨ロシア語🇷🇺
🇷🇺ロシア語の単語学習が他のヨーロッパ言語に比べて難しい理由が、キリル文字を使っていることと、英単語と似ている綴りが少ないことです。キリル文字は、アルファベットと対応が可能で種類も多くないため、慣れさえすれば難しくありません。しかし、単語の綴りは他の西ヨーロッパ言語に比べて全く見慣れないものが多く、習得に時間がかかります。
⑩ヒンディー語🇮🇳
🇮🇳ヒンディー語の文字であるデーヴァナーガリー文字は、韓国語のハングルのようにそれぞれのパーツ全てが母音と子音の組み合わせでできています。このため、それぞれのパーツを一通り覚えれば単語を発音することができます。しかし、ヒンディー語の単語は綴り・発音ともに見慣れないものが多いので、習得にとにかく時間が必要です。綴りと発音が一致する点においては、アラビア語やタイ語よりも単語学習は容易といえます。
ヒンディー語の文字(デーヴァナーガリー)がハングルに似ている理由
⑪アラビア語🇸🇦
習得が難しい言語として常にランキング上位に上がる🇸🇦アラビア語ですが、単語学習もやはり難関になります。アラビア語単語の厄介な点は、綴りでよく母音が省略されることと、それぞれの文字が文頭、文中、文末で形が異なることです。このため、単語の綴りを覚えるのに時間がかかる上に、綴りで省略されている母音も覚えなければいけません。
⑫タイ語🇹🇭
数多くの外国語の中で最も単語を覚えるのが難しいのが🇹🇭タイ語です。タイ語は単語を覚える以前に、タイ文字を覚えるのに莫大な時間がかかります。他の言語でも、単語を覚える前に文字を覚えないとどうしょうもない言語は数多くあります。(韓国語、ロシア語、ヒンディー語、アラビア語など) しかし、それらの言語に比べてタイ語は単語を覚える以前の文字の暗記量が格段に多いため、単語学習に取り組めるようになるまでのハードルが非常に高いです。さらに、タイ語の発音には中国語のように声調があり、5種類の声調を使い分けて正確に発音するのはとても難しいです。これら文字、発音の難関を乗り越えるのとセットで単語学習を進めなければいけない点で、タイ語の単語学習は最も難しいと言えるでしょう。
